遺言について①
みなさんが突然、「遺言書を書いてよ。」と言われたらどう思われるでしょうか。
大部分の人が、「まだ早いよ。」とか、「自分に限っては必要ないよ。」と思われることでしょう。
遺言を書くことに拒絶反応を示す方もまだまだ多いことでしょう。
しかし、日本公証人連合会の統計によると、遺言公正証書作成件数は平成23年度が78,754件に対し、令和元年度(平成31年度)が113,137件、令和2年度が97,700件と、令和2年度においては社会情勢の影響もあり遺言公正証書の作成件数は減少しましたが、ここ直近10年において遺言公正証書の作成件数は増加傾向にあります。
では、なぜ今遺言を作成する方が増えているのでしょうか。
身近では起こっていなくてもテレビや雑誌等で「相続=争族」と紹介されることも最近多くなっており、みなさんがそれぞれ自分は大丈夫かなとお考えになられることも一因と考えられます。
その他、相続税にまつわる法律の改正や家族形態の変化などにより今後、ますます遺言の重要性は増すものと思われます。
次回以降、遺言書の作り方についても掲載していきたいと思います。
※この記事は2018年6月に公開し、2022年3月に加筆修正して再公開しています。
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